車庫証明ってどうやって取るんだっけ?
ディーラーさんに頼むとけっこう高いから、自分でも取れるのかな?
愛知県で自動車登録業務を専門に行っている行政書士です。
ここでは、ご自身で車庫証明を取る方法について順にご説明いたします!
車を買おうとして、ディーラーさんに「車庫証明を取ってきてください」と言われることありますよね。
車に乗っている方なら、車庫証明自体は知っていても、人生でそう何度も取るものではないため、どこに取りに行くんだっけ?と調べる方が多いのではないでしょうか。
ここでは、誰でも簡単に取れる車庫証明の取り方をご説明致します。
ディーラーさんや行政書士に頼んでもいいですが、その分費用がかかります。
平日2回お休みが取れそうなら、ぜひご自分でチャレンジしてみてください。
具体的な手順について、順番に説明致します。
【この記事の信頼性】
・車の手続きを専門に行っている行政書士自らが書いています。
・実際に、毎日のように車の手続きを業務として行っており、経験に基づいたアドバイスを記載しています。
・建前と本音(実務)をあわせて掲載しており、単なる知識だけではなく、実際の手続きでお役に立てます。
1. 車庫の条件を確認する
まずは、新しく購入する車をどこに停めるのか考えましょう。
例えば、ご自宅の車庫、あるいはマンションの月極駐車場などです。
その際、あなたが車庫として考えている場所が、次の条件を満たしているかどうかを確認します。
車庫証明を取るには、いくつかの条件をクリアしている必要があります。
車庫証明の申請条件
- 使用の本拠の位置(つまり居住地など)から2kmを超えないこと
- 駐車場、車庫、空き地等、道路以外の場所であること
- 自動車が通行できる道路から、支障なく出入させ、かつ、自動車の全体を収容できること
- 保管場所として使用できる権原を有していること
一つでも当てはまらない場合は、申請できませんので、すべての条件に当てはまる車庫を探してください。
よし!うちは持ち家だから、自宅の車庫に停めます!
2. 管轄の警察署を調べる
申請する車庫が決まったら、次はどこに車庫証明を出すのか調べましょう。
車庫証明は警察署に申請します。
たまに、車庫証明は、「大家さんに出してもらうもの」と思われている方がいらっしゃいますが、大家さんが出すのは「使用承諾書」であって、車庫証明ではありません。
管轄の警察署とは、「車庫(車の保管場所)」を管轄する警察署であって、お住まいの地域の警察署ではありませんので、ご注意を。
ご自身の管轄警察署を調べたい方はこちらから
自宅は稲沢市だけど、車庫が一宮市にある場合は、どこに申請するんですか?
一宮市に申請します!
「車庫を管轄する警察署」に出す決まりになっています。
なお、愛知県で車庫証明自体が必要無い地域がありますので、ご自身の地域が含まれていないか、ご確認ください。
愛知県の車庫証明が必要無い地域
- 豊田市の旧小原村・旧下山村
- 新城市の旧作手村
- 設楽町の旧津具村
- 豊根村
3. 申請書類をそろえる
申請先が分かったら、いよいよ申請書類を準備しましょう。
愛知県警のホームページもしくは、こちら(詳しい書き方見本付き)からダウンロードできます。
【車庫証明に必要な書類】
1.自動車保管場所証明申請書:正副各1通
2.保管場所標章交付申請書:正副各1通
3.所在図および配置図:1通
4.保管場所の使用権原書(以下のいずれか1通)
・保管場所使用権原疎明書面(自認書)・・・停める場所が自分の土地の場合
・保管場所使用承諾証明書・・・停める場所が他人の土地の場合
・駐車場賃貸借契約書の写し・・・承諾書の代用として提出
※その他の書類を求められる場合もあります。
うーーーん
地図とか少し大変な書類もあるけど、見本を見ながら何とか準備できました。
自宅の土地は主人名義なので、主人に使用承諾書を書いてもらえばいいのね。
もしも夫婦共有名義だったら、私の自認書と主人の使用承諾書を出せばいいのね。
書類の準備おつかれさまでした!
申請書と地図はどなたも同じですが、使用権原書と呼ばれる書類は人によって何を出すのかが違ってきます。基本的には土地(駐車場)の所有者が書く書類と思ってください。
4. 警察署へ申請に行く
いよいよ警察署に申請に行ってきます!
準備した書類以外に持って行くものってありますか?
手数料の2,700円が必要です。
現金でも支払えますし(証紙を購入して)、キャッシュレス決済もできます。
身分証やハンコなどは特に求められません。
手数料を現金で支払う場合、警察署内で販売している愛知県証紙を買って支払います。
車庫証明を申請する際に、警察署窓口で教えてくれますので、ご自身は現金を用意していきましょう。
また、証紙の販売時間は警察署によって異なります。
販売時間が短い警察署もありますので(あるいはお昼休みがあります)、事前に警察署に確認しましょう。
【2,700円の内訳】
・申請手数料 2,200円 ・・・申請時(1回目訪問)に支払い
・標章交付手数料 500円 ・・・受領時(2回目訪問)に支払い
申請の際に2,200円証紙を買って、受領の際に500円証紙を買ってもいいのですが、申請時に2,700円分まとめて買っておくことをおススメします!
理由としては、証紙の販売時間が限られているからです。
車庫証明の交付時間にお昼休みはありませんが、証紙の販売時間はお昼休みを設けている警察署もあります。
受領時の500円証紙も申請時に買っておいて、無くさないように交付まで保管しておきましょう。
5. 車庫証明を受け取りに行く
車庫証明の申請終わりました!いつ取りに行けばいいですか?
車庫証明は、申請から平日中2日後に交付されます。
たとえば、月曜に申請すると、木曜に交付されるといった具合です。
車庫証明の場合、申請と受取と2回警察署に訪問することになります。
基本的には、平日中二日でできます。
(例)
・月曜申請→木曜受取
・木曜申請→火曜受取
※愛知県の場合であって、他県は異なる場合があります。
受け取った標章(丸いシール)を車の後部ガラスに貼ったら、これで完成です。
車庫証明を取った後、車の名義変更等が必要になると思います。
その際は、受領の際にもらえる申請書の控えが運輸局提出用ですので、無くさずにディーラーさんにお渡ししましょう。
一人で車庫証明取れました!!これで、やっと車に乗れます!
まとめ
いかがでしょうか?
それほど複雑な手続きではありませんが、平日に2回警察署に行くところが厄介ですよね。
お休みが取れるようなら、ぜひ一度実施してみてください。
ご依頼はこちらまで!0587-50-9878受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日含む ]
お問い合わせ