ついに決定!【車庫証明標章(ステッカー)】の廃止 令和7年4月~
廃止になる「標章(ひょうしょう)」ってなんですか?
愛知県で自動車登録業務を専門に行っている行政書士です。
今回は、いよいよ来年実施される車庫証明標章の廃止について、詳しく書いていきますよ!
【この記事の信頼性】
・車の手続きを専門に行っている行政書士自らが書いています。
・実際に、毎日のように車の手続きを業務として行っており、経験に基づいたアドバイスを記載しています。
・建前と本音(実務)をあわせて掲載しており、単なる知識だけではなく、実際の手続きでお役に立てます。
車庫証明の標章とは?
車庫証明の標章とは、普通車・軽自動車ともに、警察署に車庫証明を出しに行くと、交付の際にもらえる丸いステッカーのことです。
自動車後部ガラスに貼ることになっています。
車を運転している際に、前の車の後部ガラスを見ると、たまに貼ってありますよね。
もちろん、車庫証明が必要無い地域もありますので、貼ってある車と貼っていない車があります。
標章廃止はいつから?
令和7年4月ごろに廃止予定です。
前からずっと廃止になると聞いていましたが、やっと廃止が決まりましたね。
令和7年の4月から廃止予定なので、今、車庫証明を出す方は、貴重な最期の標章になります。
標章が無くなるメリット
①OSS申請で警察署への出頭が無くなる
現在、紙で車庫証明を申請する場合、「申請」と「交付」の2回、警察署に行くことになります。
普通車の場合は、申請を出すと(愛知県の場合)平日中2日で交付になります。
軽自動車の場合は、原則申請当日に交付ですが、標章交付時間が統一されてからは、その場で交付を受けることが出来ず、2時間後ぐらいに改めて交付を受けに行きます。(愛知県の場合)
紙申請の方は、標章が廃止されても、結局、車庫証明の交付を受けに行かないといけないので、警察署への出頭は2回のままです。
しかし、OSS申請(ワンストップサービス)の場合、そもそも申請はパソコンで行うので、出頭義務はなく、今まで標章のみ受け取りに行っていましたが、標章の廃止でその必要が無くなります。
つまり、OSS申請では、一度も警察署に行くことなく、車庫証明が完結します。
警察署は平日しか開いていないので、平日お仕事の方などは、大きなメリットですよね。
また、OSS申請でも今まで、標章を郵送してもらうという制度がありましたが、これはわざわざ返信用の赤レターパックを警察署に郵送して、標章を送ってもらうという非常に手間のかかるものでした。
そもそも、標章廃止がOSS申請の利用率を上げるためのものなので、これでますますOSS申請のメリットが増えますね!
②手数料の変更?
現状では、車庫証明申請に2,200円、標章交付に500円を支払っています。(愛知県の場合)
この500円がどうなるのか?というところですが、まだ現状決まっていません。
個人的には500円は無くなって、申請手数料が値上がりするのでは?と思っていますが。
とにかく、現状の2,700円より安くなるといいですよね!
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